いつもは上司と2人だけの職場で、お客さん以外とは誰とも話さない毎日を過ごしている僕だったけど、研修や関連部署の応援で上司と顔を合わせない週があった。やっと上司から解放されると思ったが、会社携帯に長文のメールが送られてきたりして、束縛されているような毎日を過ごした。出張中に起きた細かすぎるマイクロマネジメントについて書いていきます。
マイクロマネジメントをしてくる上司
僕の上司は普段からかなり細かい。今日のやることや、スケジュール、今月の見通しなど、かなり細かく報告しなくては不機嫌になり、報告漏れを指摘される。もちろん、何か起こったら助けてはくれるけど、その分嫌になるぐらいに細かい。
同じ悩みの人っているんだろうか…と思ってネットを見ていたら、マイクロマネジメントという言葉を目にした。
簡単に表すと、「上司が部下に対して過干渉になること」とあった。まさに自分の上司のことだと感じた。
出勤時間から今日終わらせる仕事の順番まで、かなり細やかに報告することを求められ、そこまで報告しなきゃいけないのか…という厳しい管理にうんざりの毎日だった。
顔を合わせない時は、さらに細かい管理になる
研修と他部署応援が重なって、上司と顔を合わせない週があった。毎日のように上司と2人だけの職場で働いている僕としては、上司から解放されてのびのびできる機会だと期待していた。
でも、顔を合わせないということは、より細やかな報告を求められることが、当時の僕はわかっていなかったです。
誰とどこで、何をしたのか?結果はどうだったのか?問題はなかったのか?何時に勤務を終えたのか?逐一報告をしなくてはいけなかった。
少しでも報告が遅くなると、追い討ちのメールや電話が来る。メールですら、到着してから1時間以内には何かしらの返信をしないと、なぜ返信が遅れたのかを説明しなくてはならなくなる。
事前に、1週間のスケジュールを前週に上司に報告したにも関わらず、当日も細やかな報告をしなくてはいけない。先週細かくスケジュールの報告をしたのに、当日もより細かな報告をしなくてはいけないのが本当に悩ましくて、辛かった。
上司絶対主義
僕の上司は、上司が知らないところで僕が他の部署の人と話すのを良く思わなかったようだ。研修に行く時には、「言動には注意しろ」「○○さんには、○○を話すように」などと会話の内容まで打ち合わせされるのが平常運転だったことから想像がつく。
会話の内容がうまくいったのか、違うことがあればその対応の指示がある。会話の内容までマネジメントしなくては、上司は満足しなかったようだ。
なので、どこで誰と会っていようが上司の機嫌を損ねないために、上司への報告を最優先し、その場にいる他部署の人とのコミュニケーションは二の次にしなくてはいけなかった。
研修や他部署の応援では、普段関わらない人と話ができるので、打ち上げなどにも参加していたが、打ち上げに行く前に必ず連絡して報告しなくてはいけなかった。
何も連絡せずに打ち上げにいくと、何をしていたのか、なぜ打ち上げにいくことを報告しないのか、追求された。
どこに行っても、上司が着いてきているような気がして、せっかく顔を合わさない1週間だったのに、普段よりもドッと疲れる1週間だった。
マイクロマネジメントは部下のやる気を無くす
マイクロマネジメントを体験した部下からすれば、細かすぎる報告をしなくてはいけないと思うと、何もやる気が起きません。
何かをすれば、細かく報告することが義務になるので、報告が簡単に済むことやいつもと変わらない方法を選ぶようになります。
また、僕は職場が上司と2人だけだったため、後のことを考えて大人しく上司の言う通りに動いていましたが、上司の上司や関連部署に悩み事として状況が漏れることも高い確率で起こるでしょう。
求める報告は、できる限りシンプルにしてほしいものです。