本社勤務になりたい…今の職場で働くのはもう嫌だ。そう思っていても、なかなか部署異動の希望って通らないですよね。
僕自身も配属された部署で働くことが嫌になって、部署の異動は通らなかったので、仕事を辞めようとしました。ですが、一転して本社勤務をすることができたのです。
僕の先輩も同じような状況で本社勤務になることができていたので、僕と先輩の事例から、本社勤務になるにはどうしたらいいのか、条件と方法を紹介します。
本社勤務になれる条件について
本社勤務になるには、自身に関わる条件と会社の状況による条件があります。
当てはまるものが多ければ、本社勤務になれる可能性が高いです。
本社勤務になりやすい、自身に関わる条件
自身に関わる条件は以下の5つがあると本社勤務になりやすいです。
- 新卒で入社(総合職入社)で勤務している
- 営業本部長や工場長など、組織のトップと一緒の職場ではない
- 仕事の成績、査定評価が高い
- 社内で、気難しいと知られている上司の下で働いている
- 実家が本社の近くで、現在は別の地方で働いている(地方配属など)
①新卒で入社(総合職入社)でずっと勤務している
会社は新卒で入社した人を、簡単に辞めさせたくありません。今働いている会社が新卒で入社したところなら、本社勤務の願い叶いやすいです。
②営業本部長や工場長など、組織のトップと一緒の職場ではない
部のトップの人は、人事権を持っていることが多いです。職場の環境は一緒に働いていない限りは詳細なことは分かりません。なので普段、組織のトップの人と同じ職場で働いていないなら、面談などで自分の良いように話しやすいです。
③仕事の成績、査定評価が高い
仕事ができる人材を会社は、簡単には手放しません。出来る限り本人の希望を聞いて辞めないように配慮してくれることが多いです。
④社内で、気難しいと知られている上司の下で働いている
気難しいと知られている上司の下で働いている場合、「気難しいあいつの下は難しいもんな…」と、ある程度はトップの人も分かっているので、上司との関係を持ち出せば、本社へ異動させてくれる可能性があります。
⑤実家が本社の近くで、現在は別の地方で働いている(地方配属など)
実家が本社の近くなら、地方配属などで実家と離れていれば、実家の都合を持ち出して本社勤務になれる可能性があります。「本社勤務なら通える」などの理由が使えるのです。
本社勤務になりやすい、会社の状況
会社の状況で以下の5つがあると本社勤務になりやすいです。
- 新卒入社の離職率が高い
- 定期的に新卒採用を行っている
- 本社で慢性的な人手不足
- 従業員の平均年齢が高い
- 株式上場していない
①新卒入社の離職率が高い
自身の条件と同じになるのですが、会社は新卒で入社した人を、簡単に辞めさせたくありません。にも関わらず、新卒入社の離職率が高い場合、何としてでも数字が上がるのを食い止めたいです。新卒の離職率が高い場合は、かなりの確率で本社勤務になりたい願望を聞いてもらえます。
②定期的に新卒採用を行っている
定期的に新卒採用を行っている会社だと、「入社三年内離職率」などを提示しなくてはなりません。そのため、新卒がいかに定着している会社かどうかをアピールするために、希望を聞いてくれて、辞めないように引き止めてくれるでしょう。
③本社で慢性的な人手不足
本社で人が足りていない場合は比較的簡単に、本社勤務になれる可能性が高いです。本社勤務できる人数にも限りがありますので、枠が余っていれば、異動願いは叶いやすくなります。
④従業員の平均年齢が高い
従業員の平均年齢が自分よりもある程度高い場合、若ければ若いほど本社勤務の希望も通りやすいです。平均年齢が高いと、若い人を会社に残しておきたい状況になります。
⑤株式上場していない
株式上場していない会社なら、ある程度は人事なども自由に都合がつきます。なので、上場していなければ結構わがままが通ったりもしやすいです。
本社勤務になる方法
本社勤務になる方法は、大きくは4つです。それぞれについて解説していきます。
- 仕事に打ち込み成績を上げて異動願いが叶うのを待つ
- 職場環境の悪さ、上司との関係を理由に、人事権のある偉い人に訴える
- 退職願を出して、退職を武器に交渉する
- 実家の都合や、婚約などを理由に交渉する(本社が実家の近くで、地方配属の場合のみ)
①仕事に打ち込み成績を上げて異動願いが叶うのを待つ
この方法は正攻法になりますが、いつ異動願いが叶うかが分からないので、今すぐ本社勤務になりたい人には、おすすめはできません。ですが、今の会社、仕事内容が好きで、仕事を辞めたくない場合は、この方法が一番良いです。むしろこの方法以外は使わない方がいいです。他の方法は失敗すると、出世街道から外れたりする可能性もあります。
②職場環境の悪さ、上司との関係を理由に、人事権のある偉い人に訴える
職場環境や上司との関係は、実際に職場で毎日働かないと分かりません。なので、本部長や工場長などの偉い人が同じ職場ではない限り、現状では辛いことを訴えれば、本社勤務になれる可能性が高いです。
しかし、本社ではなく別の支店への勤務になる可能性もありますので、複数の勤務先がある場合は注意が必要になります。
③退職願を出して、退職を武器に交渉する
最も強い交渉の方法が、退職願を出す方法です。退職の理由も色々と考えないとですが、基本的には、わざわざ仕事を教えて、仕事を覚えた人を辞めさせたくないので、退職を武器にすれば本社勤務になることもできます。
ただ、会社に人が余っていたり、自分があまりにも仕事ができていない場合は普通に退職願が通ってしまう可能性もありますので、会社を絶対に辞めたくない場合は使用しない方がいいです。
④実家の都合や、婚約などを理由にする(本社が実家の近くで、地方配属の場合のみ)
「親が体が悪くなって一緒に住まないといけない」「婚約者がいるから一緒に住みたい」などを訴えれば、本社勤務にしてもらえる可能性があります。
本社勤務になることで、私生活の環境を改善して仕事をしてもらえるなら…という理由で本社勤務になることができるパターンは多いです。
本社勤務になるには、仕事を辞めてもいい意志があるかどうかで難易度が変わる
「仕事を辞めてもいい」と思っているなら本社勤務になるのは簡単です。退職届を出せば、引き止められることが多く、本社勤務になりたい理由が打倒な内容であれば、間違いなく通るでしょう。
ただ、今の仕事が好きで、会社を辞めたくない場合は、自分の評価を落としたり、退職をせざるを得ない状況になる場合もあるので、自分の状況に合わせた方法を取っていくのが大切です。
本当にやりたい仕事や、勤務したい場所がある場合は、今の会社にこだわらずに転職の選択肢を取ることも今の時代は有効です。
これからの時代は、自分の意志をしっかり持って、柔軟に考えて行動していくことが、人生の充実には大切になります。
私自身も20代で、全くの別業種に転職できましたので、転職についても何かお役に立てれば幸いです。
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まとめ
- 本社勤務になるには自身、会社の状況によって難易度が異なる
- 新卒で採用されて働いている場合、本社勤務の要望が通りやすい
- 勤務地、仕事内容にこだわるなら、転職も視野にいれるのが良い