僕は新卒で食品メーカーに入社してから営業として4年半働きました。最初は右も左もわからずで、いち早く戦力になれるようにと毎日一生懸命仕事を覚えていきました。しかし、日を重ねるごとに仕事内容を理解していき、その辛さが楽しさ・やりがいを上回るようになりました。実際には、どんな仕事内容だったのかを紹介します。
仕事内容のこと
食品メーカーといえばスーパーに商品を置いてもらうことを一番にイメージするのではないでしょうか。僕もスーパーに自社の商品を置いてもらうことがメイン業務でした。そのために、どうしたらいいかを日々行っていました。
一日の流れ
毎日の大体の流れとしてはざっくりと以下のような感じでした。
8時:出社⇨自主清掃⇨メールチェック⇨全体朝礼⇨部のミーティング
9時:書類・資料・商品サンプルの準備
10時:営業所出発(車移動)
11時〜17時:スーパーの店舗訪問やスーパーの会社本部で商談
18時:帰社⇨メールチェック⇨報告書・見積もり作成等⇨日報記入
19時〜20時:退社
ただ、事務所から遠い場所の企業を担当になると移動時間が長くなり、必然的に退社時間は遅くなっていきました。
新人の頃の仕事
新卒で入社して、最初の頃は本当に何もできません。名刺の渡し方もたどたどしく、先輩上司に教えてもらい何とかできるようになってきました。新人の頃はできることが毎日増えていき、達成感・やりがいも感じていました。
ビジネスマン・営業職として話せるように
入社してすぐの頃は、とにかくお客様と交渉ができるように実践する日々でした。
既に商品が入っているお店で、少しでも多く自社商品が売れるように目立つ位置へ置いてもらう交渉だったり、試食を出してもらえるようにサンプルを持っていって話をしたり、商品が少なかったら発注を促したりです。
交渉の相手はスーパーの担当の方です。パートの人だったり、店長・副店長だったり様々で、とにかくスーパーの業務で忙しい中で話をするのが大変でした。
忙しくない時間を狙って訪問したり、短い時間で分かりやすく伝わる話し方、資料を用意したりとたくさん工夫しました。
僕は栄養士と管理栄養士の資格を持っていたので商品のいいところを栄養学から詳しく話せたり、世間話もできたりでこれが役に立ちました。
試食販売(マネキン販売)
入社した会社では営業が実際に試食販売(マネキン販売)をすることも業務に含まれていました。
どこで・何の商品を・どのくらい売るのか、目標を決めてお店の方と交渉するところから戦いでした。
自分で交渉して数量を宣言したからには絶対にそれに近い数字を売り切らないと二度と話を信じてもらえないので、その覚悟をもって取り組みました。
スーパーに来るお客さんに自社の商品を食べて買ってもらうのは難しいことも多かったです。
だいたい開店の時間(9時頃)から夕方の買い物のピークが終わる18時頃まで立ちっぱなしの仕事です。
売れない時間が続くときついなと感じましたが、ひとつでも買ってくれる人がいたらとても嬉しかったのを覚えています。
目標の数を売ることに必死に取り組み、達成できたときには店舗の担当の方も喜んでくれて、頑張って良かったと感じました。
商品・業界への理解度アップ
新人の頃はとにかく自社の商品のいいところを理解して、他社商品との違いや優位性を覚えたり、お客様とスムーズに話すことに一生懸命取り組みました。
また商品カテゴリーが業界で今どんなトレンドなのか、いつ頃にどんな方法で売れているのかも日々勉強・調査していました。
慣れてきた頃の仕事
新人の頃にやった仕事ができるようになってからは、スーパーの本社で商品管理をしているバイヤーに自社商品を買ってもらえるように商談をするようになりました。
ルート営業が主だったので、元々自社商品のことを知ってくれていてぼくよりも自社商品に詳しいバイヤーがほとんどでした。
商品が今どのくらい売れていて、去年売った量と比べてどんな感じかを情報共有したりを商談していました。
新人だから何もわからないでしょ?と話を聞いてくれないことも多かったですが、納得してもらえる資料を見せたり、店舗の人の話をしたりすると少しづつ耳を傾けてもらえて関係が良くなったときはとても嬉しかったです。
社内の資料や提出物
新人の頃の仕事+バイヤーとのやりとりの仕事に加えて、社内の報告書や資料・提出物が増えてきました。
今月はいくらぐらいの売上げで昨年に比べてどうなるのか、売上げの見通しや直近の動きの報告書資料作りが大変でした。
数年はほとんど同じ毎日
2年目から仕事の主な内容は変わらなくて、得られるものが少なくなってきました。
社内の提出物が増えたり、担当企業が増えたりはしましたが、このままでいいのかなと思うような日々でした。